ワシントンDC

 ケーブルテレビで米国のテレビドラマ「サバイバー宿命の

大統領」を見ている。 米国での放送は2016年からであり、

3シリーズをもって、すでに終了している。

 

 日本での放送は始まったばかりだが、2001年の同時多発

テロ「911事件」とは比較にならない規模のテロを

想定したドラマであり、見ごたえがある。

 

 原題はDesignated Survivorで、訳は「指定生存者」。

これは大統領の議事堂での一般教書演説の際、大統領

継承権者を議事堂から離れた場所で待機させる制度。

 

 ドラマは冒頭で議事堂が爆破され、大統領と主要閣僚、

上院下院議員の多くの命が失われる。

 

 その結果、直ちに、「指定生存者」一位だが、末端閣僚

である、都市開発庁長官が大統領に就任する。

 

 内容は見てのお楽しみにして、気になって調べたことを

書いておく。

 

 まず、「ワシントンDC」とは何かである。

 

 ワシントンはニューヨーク駐在時、観光で行ったり、

財務省というお役所に行ったことはあるが、米国の首府

ということしか知らなかったし、詳しく知ろうとも

思わなかった。

 

 1800年頃、法律で決めた首都である。 それまでの

首都はボストンとフィラデルフィアだったと記憶する。

正式には「ワシントン・コロンビア特別区」。

DCとはDistrict of Columniaの略である。

 

 矢張り、アメリカ大陸発見者、コロンブスの名前を

つけたかったのだろう。 最近の人口は約70万人で、

黒人が50%というのは、地理的に南部ということと、

人種差別をしないという国策の現れか。

 

 ドラマの中で、新大統領が狙撃される場面があり、

長男、長女を大統領の別荘がある、キャンプ・

デーヴィッド(メインランド州)に移す。

大統領自身はワシントンを離れられないから、

祖母が面倒を見ていて、妻であり母親である

ファーストレディが頻繁にヘリで行ったり来たり。

尚、この施設は海軍の所有であり、警備は万全。

 

 少し前から「マダムセクレタリー」(女性国務長官

という米国ドラマを観ているが、矢張り、アメリカは

スケールの大きい映画を作るから楽しみである。